NTTドコモ、純利益9%増 スマートフォンが寄与
4~9月
NTTドコモが28日発表した2010年4~9月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比9%増の3097億円だった。端末販売方法の変更に伴い営業費用が増加したものの、スマートフォン(高機能携帯電話)の機種拡充で若者層の顧客を獲得したほか、従来型の「iモード」でも中高年層の需要を掘り起こした。
売上高に相当する営業収益はほぼ横ばいの2兆1381億円だった。スマートフォンやパソコン向けのデータ通信端末が伸び、端末販売数は前年同期を上回った。データ通信料は伸びたものの、音声通信料が苦戦し、通信料収入は低迷が続いた。
同日会見した山田隆持社長は冒頭で「(スマートフォンの人気を背景に)端末の総販売数が3年ぶりにプラスに転じた」と明かした。〔日経QUICKニュース〕