米映画老舗MGM、破産法申請へ 40億ドル債務株式化
債権者了承と発表、再生目指す
【シアトル(米ワシントン州)=岡田信行】経営難の米名門映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)は29日、40億ドル(約3200億円)を超える債務の株式転換を含む事前調整型の会社更生計画について、債権者の了承を得たと発表した。近く米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。1~2カ月で法的手続きを終え、再生を目指す。MGMは「007」シリーズや「ロッキー」などで知られるハリウッドの老舗。ソニーや米投資会社などが2005年春、総額約50億ドルで共同買収したが、業績が伸び悩み、再び身売りを模索していた。
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