中国外務省、デモ参加者に自制呼び掛け
【北京=共同】中国外務省の馬朝旭報道局長は19日の定例記者会見で、中国各地で相次いでいる反日デモについて「非理性的な違法行為には賛成しない」と述べ、あらためてデモ参加者に自制を呼びかけた。16日からデモが3日連続で起きて以来、中国外務省が記者会見するのは初めて。
馬局長は17日未明の談話で「一部の群衆が日本側の誤った言動に憤慨するのは理解できる」と共感を示す一方、「合法的、理性的に愛国心を表現すべきだ」と指摘。さらに「愛国の熱情を(学業など)本来業務での実際の行動に結実させて改革、発展、安定の大局を維持する」よう呼び掛けていた。