ロボット飛行士、宇宙へ 11月1日打ち上げ
シャトル「ディスカバリー」、最後の任務
米航空宇宙局(NASA)は25日、スペースシャトル「ディスカバリー」を11月1日に打ち上げると発表した。人間に近い形のロボットを国際宇宙ステーション(ISS)に初めて送る。
ディスカバリーには6人の飛行士が搭乗し、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。米政府はスペースシャトルを来年中に引退させる計画で、ディスカバリーとしては最後の任務となる見通しだ。
人間に近い形のロボットは宇宙飛行士の支援が目的で、宇宙空間でどれだけ器用に動けるかを調べる。将来的には宇宙ステーション外で修理活動なども支援させたい考え。名称は「ロボノート2」で、NASAと米ゼネラル・モーターズ(GM)が共同開発した。(ワシントン支局)