アップル、新OS「ライオン」来夏投入 iPad機能応用
【シリコンバレー=岡田信行】米アップルは20日、パソコン「マック」に搭載している基本ソフト(OS)を来夏に刷新し、「マックOS X(テン)ライオン」を発売すると発表した。多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の機能を応用し、ユーザーが感覚的にアプリケーションを使えるようにする。発売日や価格などは未定。
新OS「ライオン」には、iPadや高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けにアプリを配信する「アップストア」のマック版「マック・アップストア」への接続機能を含むほか、iPadやiPhoneのホーム画面のようにアプリを並べて表示する「ローンチパッド」機能や、起動したアプリをグループごとに見やすく表示する「ミッションコントロール」機能などをもたせる。
また、アップルは同日、マック上で写真や動画を整理・管理するソフト「iLife(アイライフ)」の刷新も発表した。写真を編集して電子メールに添付したり、交流サイト(SNS)に投稿したりしやすいようにした。今後販売するマック製品に標準搭載するほか、既存ユーザー向けに49ドル(日本では4800円)で発売した。
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