宝くじ全種類 ネットで販売 18年度、総務省方針
総務省は、宝くじのインターネットでの販売を2018年度に広げる方針だ。いまは数字を選んで購入する「ナンバーズ」や「ロト」に限っているが、「ジャンボ」など全ての宝くじを対象とする。宝くじ販売が低迷するなか、地方行政の財源を確保するためにもネット活用でてこ入れする。
来年度概算要求に合わせてつくる「重点施策」の一つと位置づける。具体的な販売方法を今後詰めた上で、宝くじを販売する地方自治体に導入を要請する。
宝くじの販売は落ち込みが続いている。16年度の販売額は8452億円で、05年度のピークから2割以上減っている。若者の購入を増やすためにも、ネット販売を充実させることが不可欠と判断した。
宝くじの収益金は地域の公共事業や福祉などに充てられており、総務省ではネット販売の拡充を地方活性化のための施策と位置づける。