北朝鮮のミサイル技術はどこまで進んだのか
編集委員 高坂哲郎
北朝鮮が14日早朝、新型とみられる弾道ミサイルを発射した。推進力が強化されたミサイルは初めて高度2000キロメートル以上という高さまで上昇し、日米のミサイル防衛(MD)網でも迎撃が微妙になる極めて高い速度で日本海に着弾した。脅威の段階が上がった感があるなか、北朝鮮の核ミサイルが実際にどのレベルまで完成したのかを再点検してみたい。
「核ミサイル」はその名の通り、核爆弾とそれを運ぶミサイルからできて...
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