米コムキャスト、USJを完全子会社化 2500億円で
米ケーブルテレビ大手のコムキャストは28日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の運営会社であるユー・エス・ジェイを4月末をメドに完全子会社にすると発表した。2015年にユー・エス・ジェイの発行済み株式の51%を取得して子会社にしたが、残りの49%を2548億円で取得する。経営権を完全に掌握し、同社が運営する他のテーマパークと連携した世界戦略を展開していく。
コムキャストは49%の株式を既存株主である米投資銀行のゴールドマン・サックスなどから買い取る。
コムキャストは米国内のほか、シンガポールでもユニバーサル・スタジオを展開。現在は中国・北京でも新パークを建設中だ。USJの完全子会社化により、他の拠点と新アトラクションの共同開発などを進めやすい体制を整える。