1月2日の年賀状配達、17年から中止 日本郵便
日本郵便は25日、2017年から1月2日の年賀状の配達を取りやめると発表した。元日に配達しきれない分は3日に回す。年賀状の数がピークから大幅に減少したうえ人件費が上昇しているため。昨年11月に日本郵政グループが上場し、収益向上を求められていることも背景にある。
1月2日の配達は郵政公社化に伴うサービス向上策として05年に復活した。ただアルバイト社員や配達を担う正社員向けの手当が膨らんでいた。2日の配達中止に伴う経費の圧縮効果は年10億円の見込み。
16年の1月2日に配達した年賀状は1億5400万通。正月三が日の配達数の7.5%にとどまっており、中止でも大きな混乱は出ないと判断した。18年以降も1月2日は配達しない方針で、従業員の労働環境の改善にも結びつきそうだ。
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