ポケモン、兜町・日銀・国会で相次ぎ出現
東証は「ポケストップ」に
世界各地でブームになっているスマートフォン(スマホ)ゲーム「ポケモンGO」の配信が22日午前、日本で始まった。昼休みの時間帯にかけ、アプリをインストールした複数の記者が東京証券取引所、国会議事堂、日本銀行の周辺を歩いてみるとポケモンが相次いで出現した。
東京証券取引所が「ポケストップ」に
記者が歩き始めると画面にモンスターボール状の枠が出てきて、東京証券取引所が映し出された。この枠はゲームで使える道具がもらえる「ポケストップ」で、画面をタップするとポケモンを捕まえる「モンスターボール」をもらえた。
東証では他にもエントランスにある「工業の像」、噴水などがポケストップになっていた。永代通りに面した光世証券もポケストップと、兜町かいわいには豊富に拠点があるようだ。
証券会社の近くにもポケモン
日本橋野村ビルがある交差点では鳥型のポケモン「ポッポ」に遭遇。東京日本橋タワーの前を通過する際には「カモネギ」を捕まえた。東京駅前のSMBC日興証券の株価ボードの前には再び「ポッポ」。鳥型のポケモンとの遭遇が多かった。
首相官邸や国会議事堂、日銀周辺でも
別の記者が首相官邸と内閣府本府の間を歩いていたところ、コウモリ型のポケモン「ズバット」が現れた。捕獲後、衆院本会議場や付近の料亭にポケストップがあることがわかった。
普段は日銀関係者に取材している記者が昼ごろに日銀の外に出ると、隣の工事現場付近でポケストップを発見。ポケモンの卵の「ふかそうち」を入手した。その後、毛虫型のポケモン「ビードル」を発見。神田駅の繁華街方向に歩くと別のポケモンが次々に現れた。神田から日銀への人の流れが活発になるのかもしれない。
マクドナルドはまだ閑散……
東証から人形町方面に歩みを進めると、その間にも神社や銅像などのモニュメントを中心にポケストップを発見した。約30分で卵やモンスターボールなど7個を手に入れた。その間にポケモン7匹も獲得。1匹は逃げられた。
マクドナルドの人形町店は他のプレーヤーとポケモンを戦わせられる「ジム」だった。昼前の段階では対戦相手がいなかった上、プレーヤーの強さが「レベル5」に届かないと対戦できないため、今回は通過するだけだった。
インストールに時間がかかるとの声も
「インストールが進まない」と話すのはカブドットコム証券の河合達憲投資ストラテジスト。30分以上かかりそうとこぼしていた。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストもインストールし、ゲームを開始。「企業訪問で見つけたポケモンをブログにアップしてみようかな」と楽しみにしていた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕