四国電力、伊方原発3号機再稼働「7月中は難しい」
四国電力は17日、伊方原子力発電所3号機(愛媛県)の1次冷却水のポンプの部品に不具合が発生したと発表した。部品の交換が必要となるため、早ければ今月26日とみられていた伊方3号機の再稼働は8月上旬以降にずれ込む見通しだ。
1次冷却水を循環させるポンプを洗浄する水の漏れを防ぐシールに不具合が生じた。通常はほとんど水が出ない箇所から水が数リットル以上漏れ出た。部品の交換には一部設備の分解が必要で、通常であれば作業に1週間程度かかる見通しだ。
四国電力は再稼働の時期について「7月中は難しい」としている。放射性物質の外部への漏洩は確認されていないという。
伊方3号機は2015年7月に、原子力規制委員会の安全審査に合格。今年6月には原子炉に核燃料を搬入した。