キプチョゲ「五輪開催全く疑わず」 マラソン連覇へ意欲
陸上男子マラソンで2時間1分39秒の世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が18日までにオンラインで取材に応じ、今夏の東京五輪について「もちろん頭にあるし、開催は全く疑っていない。(優勝した)リオデジャネイロの時と同じ準備ができている」と連覇へ意欲を示した。
2013年の初マラソンから19年まで12戦11勝と無類の強さを誇り、非公式ながら"2時間切り"も達成。だが、昨年はロンドン・マラソンで8位に沈んだ。「人生は止まらず続いている。ロンドンで起こったことは忘れた」と心機一転し、36歳で迎える五輪イヤーに目を向ける。
現在は母国の高地でトレーニングを積み「全てが順調」という。4月のハンブルク・マラソンに出場する予定で「自分をしっかりテストしなければ」と夏をにらんで気合を入れる。
五輪会場となる札幌については「あまりよく知らない。コースや街を見てみたい」。一般ランナー向けのレースが軒並み中止となる現状に「自分の走りでみんなを元気づけたい」と第一人者の気概も口にした。〔共同〕