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羽生「こんなに幸せなことない」 メダリスト会見

現役続行の意思示す

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【平昌=金子英介】平昌五輪第9日の17日、フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を達成した羽生結弦が、銀メダルの宇野昌磨、銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)とともにメダリストによる記者会見に臨んだ。羽生は「こんなに幸せなことはない」などと終始笑顔で喜びを語り、今後については「もうちょっと滑ると思う」と現役続行の意思を示した。羽生との主なやり取りは以下の通り。

「まず五輪の舞台で滑れたことを幸せに思う。けがでなかなか滑ることができなかったけれど、最終的にみなさんの前で笑顔で終わることができてよかった。それに尽きると思う」

――きょうの勝利はどのくらいドラマチックだったか。

「開き直るしかないと思っていた。けがが思ったよりもひどく、練習がなかなかできなくて、それでも何とかスケーターとしてできることをいろいろ探って頑張ってきた。だけど、漫画の主人公にしてはちょっとできすぎなくらい設定がいろいろあって、でもこうやって金メダルを取って、たくさんの方々に応援してもらって、名前を覚えてもらって、スケートを見てもらって、こんなに幸せなことはないなと思っている」

――けがの期間に何か特別なことをしたか。

「特別なことは何もしてない。スケートができないときにただ筋トレをして、イメージトレーニングをしてということだけでなかったのは確か。それは誰かに言われたからやったわけではない。いろいろなことを考えて、いろいろなことを分析して、最終的にそれを自分の感覚とうまくマッチさせて氷上で出せることが自分の一番の強み。だからこそ、爆発力があるのだと思っている。けがをしてよかったとは絶対に思っていないけれど、けがをしたからこそ、できたことだと思っている」

――この4年間は長かったか。また支えにしてきたものは。

「短かったと思えば短かったかもしれないけれど、本当にいろいろなことがあった。(ソチ)五輪が終わって、(ミスをした)フリーのリベンジをしたいと誓った。何とかリベンジした世界選手権から始まって、その次のシーズンは(他の選手との)衝突から始まり、その後手術をして、その次の年はインフルエンザにかかって全日本選手権に出られなかった。(今季は)また捻挫をして。自己ベストも出たが、また大きなけがをしてしまった。けがばかりだったけれど、それだけフィギュアスケートに対して、スポーツに対して、勇気を持って恐れずにいろいろなものにチャレンジしてきたからだと思う」

――自分のどこを褒めたいか。

「褒める部分はないと思うけれど、何よりもきょう滑っていて、やっぱりスケートをやっていてよかったなと思った。自分がけがしたときにスケートができなくなるんじゃないかと思った日々がけっこう続いたので、きょうこうやって結果を出して、スケートをできてよかったなというのが一番かな。褒められるところはない。まだまだ足りない部分ばかりなので」

――ともに練習してきた銅メダルのフェルナンデスについて。

「ハビエルについては本当に彼がいなかったら、まず(練習拠点とする)カナダに行かなかった。彼がいたから僕はサルコーもトーループも安定してプログラムに入れられるようになった。彼がいなかったら、つらいトレーニングに耐えられなかった。僕は一番近くにいるスケーターとして、彼がソチ五輪でメダルを取れなかった悔しさ、今回の五輪で絶対に(メダルを)取りたいという気持ちを肌で感じていたので、彼がこうやって隣にいてメダルを取ったのは本当にうれしい」

「たくさんの素晴らしいスケーター、みんながフィギュアスケートの基盤をつくり上げてきてくれていると感じる。いろいろな方々が(フィギュアスケートを)僕が切り開いたと言ってくれるが、僕はそれを百パーセント否定したい。僕がこうやって強くなろうと、いろいろな(種類の4回転)ジャンプを跳ぼうと思ったのは間違いなくボーヤン(金博洋)選手のルッツを見て思ったこと。ループを跳ばないとと火がついたのはハビ(エル・フェルナンデス)の完成度の高い演技だったし、日本でもうかうかできないと思えたのは宇野選手の存在だった。これまでたくさんの選手がいて、引退した選手も含めてたくさん応援していただいて、自分の目に焼き付いているその方々の演技が僕を鼓舞してくれたと思っている」

――東日本大震災を経験したことはこの4年間でどう変化していったか。

「本当に大変な日々だった。僕は内陸部の人間だったので、実際に地震の被害にしか遭っていない。それでもガスも電気も水もない生活は本当に大変で、それ以上に苦しんでいる方々がたくさんいることを、特に津波や原発で被災した方々の家に行って知った。ソチ五輪でもこのような質問をされて、どういうふうに答えたらいいかわからなくなった自分がいた。ただ一ついえることは、こうやって五輪という僕が一番大切にしている大会でまた金メダルが取れたことをすごく誇りに思っている。自分が金メダルを持って、被災地の方々に挨拶をしたときにたくさんの笑顔を見ることができたので、今度はちょっと自信を持ってまたみなさんに笑顔になってもらえたらいいなと思っている」

――宇野と金、銀のメダル。日本のファンへメッセージを。

「個人競技なので、一生懸命お互い頑張った。僕は彼のことをノービス(小学生)時代から知っているし、ジュニアも一緒に戦った。彼とこうやってメダルを一緒に取れて本当によかったなと思う。その結果を見て、喜んでくれる方がたくさんいると思うので、頑張ってよかったなと思う」

――五輪3連覇へ向けて意気込みは。

「今は特に次の五輪については考えていない。まず足首がよくなってくれないとスケートを滑ることすらも難しいと思うので、完璧に治せるように努力することが一番かなと。もちろん2連覇できたことはうれしいし、3連覇になると今度は史上初になるのかな。でも、そんなに甘くないのは知っているので。この4年間で相当レベルが上がって、僕も何回も何回も置いていかれた。これからは頼もしい後輩もいるし、まだやめない素晴らしいスケーターもいるし、(自分は)たぶんもうちょっと滑ると思うけれど、みんなと一緒に滑りながらいろいろ考えていけたらなと思っている」

――今後の予定は。

「(3月の)世界選手権(の出場)はまだわからない。やはり右足のけがの状態が、そんなによくないと思っているので。今回はかなり無理をさせてしまった。跳べないジャンプ、できないエレメンツを含めてもうちょっと考えたい」

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