博多駅と釜山駅、姉妹駅30周年で記念式典、交流活発に
JR九州の博多駅と韓国鉄道公社の釜山駅が姉妹駅となってから30周年を迎え、JR九州は31日、博多駅で記念式典を開いた。青柳俊彦社長は「平昌(ピョンチャン)冬季五輪や東京五輪などを控え、両駅が果たす役割はさらに大きくなる」とあいさつ。今後の日韓の交流人口拡大や両社の鉄道の利用促進につなげる考えを示した。
式典には韓国鉄道公社から李善官(イ・ソングァン)旅客マーケティング団長や朴眞成(パク・ジンソン)釜山駅長らを招いた。
両駅はJR発足後の1987年10月に姉妹駅となった。これまでJR九州が韓国鉄道公社から研修生を受け入れたり、韓国鉄道公社がJR九州の列車が乗り放題になる訪日客向けフリー切符を販売したりしてきた。JR九州は博多港と釜山港を結ぶ日韓航路も運航している。
釜山駅の朴駅長は「観光を通じた連携で交流を深めて活気を導き出していきたい」と話した。博多駅の森勝之駅長は「去年ウオーキングイベントを韓国で開いたが、今度は鉄道を使った企画もやってみたい」と話した。