東京都心で降雪 ピークは帰宅時間帯、交通乱れる恐れ
気象庁は22日、発達する低気圧の影響で、昼すぎから23日明け方にかけて関東甲信地方と東北地方の広い範囲で大雪になると発表した。東京都心では22日朝に降雪を確認。東京23区を含め関東平野部でも数センチの積雪の可能性がある。雪のピークは22日夕から23日未明とみられ、気象庁は帰宅時間帯に交通機関が乱れる恐れがあるとして注意を呼びかけている。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら西日本、東日本の南岸付近を東へ進み、22日夜には伊豆諸島付近を通過する見込み。23日午前6時までの24時間予想降雪量は多いところで関東甲信と東北30センチ、中国、近畿、東海、北陸20センチ。東京23区も10センチと予想される。
中日本高速道路は22日昼ごろから23日朝にかけて、大雪のため中央自動車道の高井戸インターチェンジ(IC、東京)―中津川IC(岐阜)などで通行止めを予想している。JR東日本は午前11時半までに、午後に都内を発着する一部の特急列車など計34本の運休を決めた。
空の便にも影響が出ている。日本航空は午前11時までに羽田空港などの発着便で24便の欠航を決定、約5000人に影響が出た。全日本空輸は午後1時までに18便の欠航を決め、約1500人に影響が及んだ。国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。
23日以降は日本の上空に強い寒気が流れ込み、1月末にかけて強い冬型の気圧配置が続くとみられる。気象庁は北日本から西日本の日本海側を中心に断続的に雪が降る可能性があるとしている。