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「花の2区」に集う将来のスター候補 箱根駅伝

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今年の東京箱根間往復大学駅伝(2~3日)の2区(23.1キロ)には、学生長距離界を代表する各校のエースがそろった。往路優勝を目標に掲げるチームが多い中、「花の2区」の成否はその後の展開をも大きく左右する。将来のスター候補たちの意地のぶつかり合いは必至。抜け出すのは誰か。

鈴木健、学生最強の呼び声

各校のエースの中でも「学生最強」との呼び声が高いのが、神奈川大の鈴木健吾(4年)だ。前回も2区を走り、歴代8位となる1時間7分17秒で区間賞。自他ともに認める練習の虫は3年のときから主将を務め、走りで結果を出してチームを引っ張ってきた。「先頭でたすきを受けたらどこまで離せるか。前がいたら前を追う」と静かに闘志を燃やす。

昨年は3月の日本学生ハーフマラソンを制し、最終8区(19.7キロ)を任された11月の全日本大学駅伝では17秒差の2位から逆転。箱根の前哨戦で、20年ぶりの優勝に貢献した。身長163センチと小柄ながら地面を的確に捉える高い技術を持ち、豊富な練習量がぶれない走りを支える。今年2月には東京マラソンにも挑戦予定といい、約30年指導する大後栄治監督も「エースと自信を持っていえるのは歴代で彼だけ」と絶大な信頼を寄せる。

神奈川大のお膝元でもある2区は、23.1キロの長丁場。14キロ付近の権太坂と戸塚中継所までのラスト3キロの上り坂がポイントになる。「前回は最後に落ちてしまった。もう一回ギアを上げられればタイムも伸びる」と鈴木健。1区を走る山藤篤司(3年)とのたすきリレーは、2区終了時で首位に立った前回と同じ。鈴木健が2区の日本人最高記録(1時間6分46秒)に迫ることができれば、目標に掲げる往路優勝へ視界は大きく開ける。

塩尻、今大会の注目選手

多くの監督がこぞって今大会の注目選手に挙げるのが順天堂大の塩尻和也(3年)。2016年リオデジャネイロ五輪の3000メートル障害代表は、17年11月に1万メートルで27分47秒87の今季学生最高記録をたたき出し、一躍主役の一人に躍り出た。1万メートル27分台の記録を持つ日本人学生の中には、12月の福岡国際マラソンを日本歴代5位で走った大迫傑(早大卒)ら卒業後も長距離界で活躍している選手が多い。長門俊介監督によると、塩尻は走りの効率がよく、股関節のバネによる推進力が持ち味という。

1年のときから2年続けて2区を走り、いずれも区間5位だった。「良くも悪くも前半を突っ込んで走れる」との自己分析通り、前回は15キロまで区間首位を走りながら失速。原因はわかっているだけに同じ轍(てつ)を踏むつもりはない。普段は穏やかな性格だが、走り出すとスイッチが入って集中力が高まるタイプ。「他校のエースに勝てる自信がぱっと出てはこないが、負ける感じもしない」と胸中を語り、目指すは区間賞だけだ。

4連覇を目指す青学大は、前回まで3年続けて2区3位で流れをつくった一色恭志(現GMOアスリーツ)が卒業。他校の監督が昨年12月半ばころには2区の選手名を明かす中、12月29日の区間エントリーまで悩んだ原晋監督は「柱になっているといっても過言ではない」と評価する森田歩希(3年)を選んだ。

国学院大駅伝チームの元監督を父に持つ森田は、幼いころは同大学の選手寮で育ち、「生まれたときから箱根を見てきて、2区で外国人選手に勝って区間賞を取るのが夢だった」という。前回は4区を走って区間2位も「3連覇は先輩に助けられた。今年は自分が4連覇へ導きたい。1年間、安定した練習を積めていて自信はある」。自らの走りで夢の実現と歴史的偉業を達成するつもりだ。

ニャイロの走りに警戒

優勝候補の一角、東海大は今季急成長の阪口竜平(2年)を起用した。昨年2~4月に参加した米国合宿でスピードを強化。6月の日本学生個人選手権の5000メートルを制するなどトラックで実績を重ねてきた。

その一方、1万メートルやハーフマラソンは未経験といい、両角速監督は12月中旬の時点で「チャレンジであり、起用に迷いもある」と話すなど、長距離への不安は残る。それでも他校のエースと競わせたいと思わせるほど調子が上向きなのか、多少の遅れは豊富な戦力で埋め合わせ可能と考えているのか。終盤までスピードを維持できるかがカギになりそうだ。

優勝を目指すチームにとって、山梨学院大のケニア人留学生のドミニク・ニャイロ(3年)の走りは気になるところだろう。3年連続で2区を任されたニャイロは、1区で出遅れたとしても後ろから猛追する走りを見せるはず。「2区をぐしゃぐしゃにかき回したい」という上田誠仁監督の思惑通りになれば、他校の選手のラップやレース展開にも大きな影響が出そうだ。

(鱸正人)

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