トランプ氏「北朝鮮との対話、適切な環境下なら」
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は26日、北朝鮮が米朝対話への意欲を示したことについて「適切な環境のもとでなら我々も対話を望んでいる。そうでなければ対話しない」と述べた。非核化をめざす対話なら応じる考えを示したものだ。全米の州知事を集めたホワイトハウスでの会合で述べた。
トランプ氏は韓国を訪れた北朝鮮高官が「米国との対話の扉は開かれている」と語ったことなどを念頭に「彼らは対話をしたがっている」と指摘し「様子をみてみよう」と語った。中国の対北朝鮮政策を「おそらく以前よりも多くのことをやっている」と評価する一方、ロシアについては「今も多くの物資を(北朝鮮に)送っている」などと非難した。
クリントン、ブッシュ(子)、オバマの各政権が北朝鮮の核・ミサイル問題を解決できなかったとして「もっと前に解決すべきだった」とも批判した。
これに関連し、国防総省のマニング報道部長は韓国・平昌パラリンピック後に実施を予定している米韓合同軍事演習の規模や時期について「同盟が決めることだ」と述べ、明言を避けた。韓国が北朝鮮への刺激を避けるために規模の縮小を求めるとの観測がある。
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、バイデン大統領と再び対決します。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。