米GE、ミャンマーでタービン受注 大型ガス火力向け
【ヤンゴン=松井基一】米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、シンガポールの政府系複合企業セムコープ・インダスリーズが、ミャンマー北部マンダレーで建設を計画する同国最大のガス火力発電所向けに、ガスタービン2基や廃熱回収ボイラーなどを受注したと発表した。受注額は不明だが、総投資額が約3億ドル(約300億円)の発電所の中核設備となるようだ。
発電所の総出力は約22万キロワットで、2018年の稼働を見込む。ミャンマー政府は現在30~40%にとどまる国内電化率を30年までに100%に引き上げる計画。国際金融公社(IFC)も支援するマンダレーの発電所は最重要のプロジェクトに位置づけられている。
GEはミャンマーで主力の電力設備の販売に加え、航空機リース事業なども手掛けている。
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