原油、かき消された強材料
商品部 田上一平
英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、原油相場が下げ足を速めている。ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物(期近)は日本時間27日午前の時間外取引で、一時1バレル46.92ドルと、前週末の清算値と比べ0.72ドル(1.51%)安くなった。足元の原油需給そのものには強材料も出ているが、リスク回避に伴うドル高がドル建てで取引する原油の下げ材料になっている。
「ここ数...
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