ビマセナ・パワー・インドネシア、発電所融資契約ずれ込む
■ビマセナ・パワー・インドネシア(Jパワー、伊藤忠商事、アダロ・パワーによる共同出資会社) 12日、インドネシアのジャワ島中部で計画する大型石炭火力発電所建設の融資契約期限を6月6日まで延長したと発表した。
従来の契約期限は4月6日までだった。住民の反発で土地収用が進まず計画は大幅に遅れていたが、3月末までに融資の前提となる土地収用が終わり、近く本格着工する見通しだ。
同発電所は日本とインドネシアの官民パートナーシップ(PPP)方式による初の大型発電所計画で、2012年に着工し16年から国営電力会社に売電するはずだったが、工事は約3年半遅れていた。2020年ごろの完成を目指している。(ジャカルタ=鈴木淳)
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