漢方薬、脱・中国探る 調達先、ラオスなどに分散
ツムラ、自社農場で増員 新日本製薬、現地農家に委託
漢方薬の世界でも、脱・中国依存を探る動きが出てきた。日本の製薬会社は東南アジアや中央アジアで漢方薬の主原料となる生薬の栽培に動き出した。医薬品製造・販売の新日本製薬(福岡市)が今春、ミャンマーで試験栽培を始めたほか、ツムラがラオスの自社農場で栽培してきた生薬の輸入を始める。中国産生薬の急騰で輸入先の分散を迫られている。
ミャンマー東部カイン州パアン。近年まで国軍と少数民族武装勢力との内戦が続いた...