不祥事でも底堅い、マクドナルド株にみる株主優待の功罪
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
不祥事続きでも日本マクドナルドホールディングスの株価が底堅い。「意外」な背景を探ると、個人と米マクドナルドという「2大安定株主」にたどり着くが、中でも大きいのは株主優待人気が数多くの小口の個人をつなぎとめている点とみられる。ただ、定量的な分析が及びにくい株主優待は機関投資家にとっては悩みの種で功罪併せ持つ。株主優待を通じた市場活性化に向け、一段の制度整備が必要との声がある。
マクドナルドが「商品...
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