石油・商社、原油安で損失1兆円 在庫価値目減り
企業業績が原油価格の急落に揺れている。原油在庫の価値の目減りなどで、石油元売りと総合商社で計1兆円の損失が発生する見通しだ。東燃ゼネラル石油は2014年12月期に800億円規模の営業赤字、昭和シェル石油は5年ぶりの営業赤字になったとみられる。一方で燃料費が安くなり海運や空運各社の業績は計画を上回ったようだ。
今週から本格化する14年4~12月期の決算発表では、円安による輸出採算の改善や国内の消費...
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