避難指示解除3カ月、帰還の足取り鈍く 福島・田村市都路地区
東京電力福島第1原発事故で、福島県田村市の都路(みやこじ)地区の一部に出ていた避難指示の解除から1日で3カ月がたった。原発から20キロ圏内の区域では初の解除だったが、帰還は全体の2割。若い世代は放射線への不安を抱え、便利な避難先での生活を優先する。高齢者らは「皆を故郷に呼び戻せるよう、一日も早く生活環境を改善してほしい」と訴えている。
都路地区の旧避難指示区域(原発から20キロ圏内)。石井正敏さ...
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