欧州Inside 洋上風力発電産業にかける「ハンバーガーの街」
フランクフルト支局 加藤貴行
「ハンバーガー」の語源として知られるドイツ・ハンブルク。欧州を代表する港湾都市が近年、風力発電の分野で注目を浴びている。洋上風力発電に適した遠浅の北海に近い立地を生かし、関連産業が集まってきた。もともと海運の中心の街で、スクリューなど「回転する」技術はお手の物だ。風力発電はハンバーガーに次ぐ世界の名物に育つだろうか。
立地やものづくりの厚みで優位に
「1990年代にニッチ分野で始まった風力発電産...
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