キューバのカストロ氏、エボラ熱対策で米と協力も
【ハバナ=共同】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は18日付の同国の共産党機関紙グランマに寄稿し、エボラ出血熱への対策支援について、国交を断絶している米国とも「喜んで」協力すると述べた。
キューバは10月上旬、エボラ熱の感染が拡大するシエラレオネに165人の医療関係者を送っており、さらにリベリアやギニアに300人近くを送る準備を進めている。米国は軍隊をリベリアやセネガルに派遣している。
カストロ氏は、1961年に断交して以来対立が続く米国との協力は、両国の関係改善のためではなく、エボラ熱の感染拡大を食い止めるという世界の平和のためだと強調した。