財務相、国内景気「景気後退期に入っているイメージはない」
麻生太郎副総理・財務・金融相は9日午前の閣議後記者会見で、景気の現状について「景気後退期に入っているイメージはない」と述べた。8日発表の7~9月期の国内総生産(GDP)改定値は実質で前期比年率1.9%減と、11月17日の速報値(同1.6%減)から下方修正された。
麻生氏は「前期比でみると、4~6月期で押し上げられたら7~9月期はその分だけ逆に押し下げ効果が出るが、1年間を通してみると前年同期比ではプラスになっている」と説明した。併せて、円安が日本経済に与えた影響について「円安になって景気がよくなってきているから雇用が増えてきている」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕