典子さま、千家さんと結婚 出雲大社で
高円宮家の次女、典子さま(26)と出雲大社の神職、千家国麿さん(41)の結婚式が5日午前、島根県出雲市の出雲大社で行われた。式には母の久子さまら両家の親族21人が出席。参道では多くの人が式場へ向かうお二人を見守り、門出を祝った。
典子さまは千家さんとともに結婚式の直後、出雲大社で取材に応じられた。千家さんはやや緊張した面持ちで「(式が)無事に済み、大変心が晴れやかでございます」。典子さまは「儀式が滞りなく済みまして、私もほっとしております」と話された。
この日は結婚式に先立ち、午前7時半から、典子さまの宿泊先のホテルで、千家さんの使者が典子さまを迎えに来る「入第(じゅだい)の儀」が行われた。
結婚式が始まったのは午前11時ごろ。黄色の袿(うちぎ)に紫色の袴(はかま)姿の典子さま、黒の衣冠姿の千家さんを先頭に、両家の親族らが2列になって出雲大社の参道を進み、銅鳥居の中の拝殿へ進んだ。
典子さまが赤い小袿(こうちぎ)と紫色の長袴(ながばかま)に着替えられた後、お二人は板張りの廊下を通り拝殿内へ。中での様子は非公開だが、宮内庁によると、千家さんの叔父で斎主を務める出雲大社権宮司、千家隆比古さん(66)が祝詞を奏上。千家さんが誓いの言葉を記した「誓詞(せいし)」を神前にささげるなどし、式は正午前に終了した。