スマホゲームで裁判員体験 大阪弁護士会がアプリ
大阪弁護士会が制作した裁判員体験ゲーム「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」がスマートフォン(スマホ)用のアプリとして登場した。
2012年にパソコン用ゲームとして発表され、これまでに3万5千回以上ダウンロードされた人気作品。同会は「より手軽なスマホを使い、法的な考え方を身につけてほしい」と無料公開をしている。
画面の法廷を舞台に争われるのは、若い夫婦の家を襲った放火事件。プレーヤーは裁判員となり、被告として起訴された夫婦の同級生に有罪か無罪かの判決を下す。
ゲームでは実際の裁判員裁判と同様のスケジュールで公判が進み、陳述要旨などの資料も本番さながら。さまざまな証拠から結論を導いた後は、人を裁く難しさを感じさせる内容になっている。
制作を担当した飯田幸子弁護士は「結論にはいくつものパターンがあり、裁判員のキャラクターと仲良くなれるおまけも。一度で終わらず、何度も楽しんでほしい」と話している。〔共同〕