EU、インド産マンゴーの輸入禁止解除
■欧州連合(EU) インド産マンゴーの輸入禁止を解除した。インドから輸入されたマンゴーで農作物に害を与えるミバエが見つかったため、2014年5月に輸入を禁止していた。当初の期限である15年末から前倒しした。
EUの専門委員会は20日、マンゴーの輸入禁止を前倒しで解除する欧州委員会の案を可決した。
EUは昨年、各品種のなかでも「王様」とされるアルフォンソなどのマンゴーに加え、インドからの輸入品の「多数」に害虫が発生していたとしてタロイモ、サトイモ、ナス、ニガウリ、ヘビウリの輸入も禁止した。野菜の輸入禁止は継続する。
欧州委員会の声明によると、今回の動きは昨年9月の欧州委員会による監査で「輸出時の植物検疫証明システムが大幅に改善した」ためだという。(ニューデリー=キラン・シャルマ)