首相、チリに到着 銅山開山式に出席
【サンティアゴ=永井央紀】中南米歴訪中の安倍晋三首相は30日午後(日本時間31日朝)、チリのサンティアゴに到着した。JX日鉱日石金属などが開発したカセロネス銅鉱山の開山式に出席し「日本とチリの経済発展に大きく貢献すると確信している。鉱業分野の協力を今後さらに強化していく」と述べた。
同鉱山はチリで初めて日本企業の100%出資で開発した。日本の国内需要の4分の1にあたる年間18万トンの銅を日本向けに生産する。チリは銅の世界生産の3分の1を担っており、日本も輸入量の48%をチリに依存している。
首相は31日にバチェレ大統領と会談し、資源開発や環太平洋経済連携協定(TPP)の早期妥結に向けて連携していくことを確認する。