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春秋

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「浜の真砂(まさご)」といえば古くから数がおびただしいことのたとえだ。万葉集をひもとけば「八百日(やほか)行く浜の真砂(まなご)も我(あ)が恋にあにまさらじか沖つ島守」という歌がある。通り過ぎるのに800日もかかる海岸の砂の多さだって、わたしの果てしない恋心にはかなうまい……。

▼なかなかロマンチックな一首だが、この国にはそれとは正反対の「真砂」もある。記録的な豪雨による土砂崩れで大きな被害が出た広島市の住宅地は「まさ土」と呼ばれる土壌の上にあった。真砂が転じた専門用語で、花こう岩が風化してもろくなった地質を指すという。中国地方などに広く分布し、時として災厄を招く。

▼今回と同じ地域では15年前の夏にも土砂崩れが発生し、たくさんの人が亡くなった。豪雨で地表の「まさ土」が崩れ、それを引き金に次々に大きな崩落が起きる――。そんなメカニズムが指摘され、警告が発せられていたのだが悲劇は繰り返された。宅地開発のありようも避難体制も、あらためて問われなければなるまい。

▼万葉の恋歌を生んだ美しい島国は、古代から天変地異とのたたかいに明け暮れる災害列島でもあった。その経験を糧に自然との兼ね合いを見いだし、住まい方にも工夫を凝らしてきた歴史を忘れるなと、こんどの惨事も教えているのかもしれない。そう胸に言い聞かせるにもつらすぎる犠牲の大きさ痛ましさであるのだが。

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