フリービット、エイブルで格安スマホ 都内10店で販売
格安スマートフォン(スマホ)事業を手掛けるフリービット(東京・渋谷)は20日、9月末にも不動産仲介大手のエイブル(同・港)の店舗で自社のスマホを売り始めると発表した。まず都内などのエイブルの直営10店舗で始め、順次増やして直営の約400店すべてで扱う計画。
就職や進学など新生活にあわせて新しいスマホを求める消費者らに売り込み、年内に1千台の販売を目指す。
店内での営業と契約手続きはエイブルの従業員が担当し、フリービットが利用者にスマホを後日郵送で届ける。
フリービットは昨年11月に格安スマホの販売を始めた。これまでは主に自社のサイトで売ってきたが、販売を伸ばすには実店舗を構える企業との連携が必要と判断。「(高齢者など)幅広い顧客の獲得が見込める」(石田宏樹社長)とみて、エイブルと組むことを決めた。今後もさらに他社との提携を検討する。
同社のスマホの基本料金は月1千円(税抜き)で、通話料や端末代などが別途かかる。
スマホにはエイブルの独自アプリ(応用ソフト)も搭載する。賃貸マンションなどへの入居者がトラブルにあった際に使うアプリ「コンシェルジュ」を使えばエイブルのコールセンターにつながり、無料で相談できるようにした。
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