中国・大連市長に共青団系の肖盛峰氏内定
【大連=森安健】日系企業が集積する中国・大連市(遼寧省)の新しい市長に肖盛峰・市政治協商会議(政協)主席(55)が内定した。共産党の青年組織、共産主義青年団(共青団)出身で、共青団系の孫春蘭・共産党中央政治局委員(天津市委書記)が大連市委書記時代に秘書長を務めた。
大連市人民代表大会(議会)は29日の常務委員会で李万才市長(59)が政協主席に横滑りし、肖氏が市長代理となる人事を決定した。年明けの人民代表大会で正式に市長となる。
大連市長は失脚した薄熙来・元政治局委員が8年間務めたポスト。大連に進出済みの2000社近い日系企業にとっても関わりが深い。