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「50年、100年に一度」の再開発 渋谷大改造の全貌

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ケンプラッツ
「50年や100年に一度」といわれる規模で進む東京・渋谷駅周辺の再開発。シンボルとなる最も高い「渋谷駅街区東棟」の工事がいよいよ本格化する。2014年7月31日に起工式が開かれた。東急東横線の地上線路跡地で進む再開発も含め、渋谷大改造の全貌を詳報する。

渋谷駅街区東棟は地下7階、地上46階建てで高さは228.3m。2012年4月に開業した「渋谷ヒカリエ」の高さ182.5mよりも45mほど上回る。

東棟の14階までの低層部は延べ面積3万m2(平方メートル)の大規模商業施設、15階にコンテンツ産業などの情報交換を促す「交流施設」を挟み、16階から上の高層部はオフィスが入居する。オフィスの賃貸面積は計7万m2で、渋谷駅周辺では最大規模になる。

【360度パノラマ写真の操作方法】
◆上記をクリックすると、360度パノラマ写真を表示します。パノラマ写真は4シーン(ハチ公口、東口、西口、宮益坂口)あります。左上のメニューから選んでください(撮影は2012年5月4~6日に実施。写真・制作:蔭山 一広)。
◆360度パノラマ写真の下部に操作ボタンがあります。見る方向を変えられるほか、ズームインやズームアウトなどができます。
・マウスで操作する場合:
 左ボタンでドラッグして、見る方向を変えられます。
 ホイールボタンを使って、ズームインとズームアウトができます。
・キーボードで操作する場合:
 矢印キーを使って、見る方向を変えられます。
 Shiftキーでズームイン、Ctrlキーでズームアウトができます。
・iPhoneやiPadのジャイロスコープにも対応。端末を回すと、パノラマ写真も追随して回ります。

渋谷のシンボルタワーに

東棟は2013年3月に地下化した東急東横線のほか、東京メトロ銀座線やJR山手線などの渋谷駅に直結する。地下から地上部にかけて、街へのアクセスや鉄道の乗り換え動線となる東口立体交通広場を設け、「渋谷の玄関口」としての役割を果たす。災害時の帰宅困難者を受け入れる空間を確保するほか、防災備蓄倉庫も整備する。

東急電鉄とJR東日本、東京メトロの3社が事業主体となる。設計は日建設計・東急設計コンサルタント・ジェイアール東日本建築設計事務所・メトロ開発のJV(共同企業体)が担当。デザインアーキテクトとして日建設計のほか、隈研吾建築都市設計事務所とSANAA事務所が加わった。

施工は渋谷ヒカリエと同じく、東急建設・大成建設JVが手掛ける。完成は2019年7月末を予定する。東急電鉄は「2020年の東京五輪開催時には、名実ともに渋谷のシンボルタワーになる」と期待している。

2027年度には3棟の駅ビルが並ぶ

東急電鉄などは今後、東棟に続いて、JR渋谷駅を東西にまたぐように中央棟と西棟も建設する計画だ。中央棟は地下2階、地上10階建てで高さは61m、西棟は地下5階、地上13階建てで高さは76mを予定する。

中央棟と西棟の事業主体と設計者は東棟と同じだが、施工者と着工時期は未定。2棟の完成はいずれも2027年度を目指す。東京五輪には間に合わないものの、JR東海が手掛けるリニア中央新幹線の開業時期と重なりそうだ。

東棟の延べ面積は17万4000m2。中央棟と西棟を加えた3棟の合計は27万m2となり、渋谷ヒカリエの約2倍に達する。店舗面積は3棟の合計で7万m2となる。

かまぼこ屋根の駅舎があった

東棟が建てられるのは、地上2階にあった東急東横線の旧渋谷駅や東急百貨店東横店東館があった場所だ。

かまぼこ屋根が特徴だった東急東横線の旧渋谷駅は、東横線が2013年3月に地下化して東京メトロ副都心線と直通運転を始めたことで廃止された。

1934年から1956年にかけて順次、増築された東急百貨店東館も、駅周辺の土地区画整理事業のために2013年3月末に営業を終了。東京メトロ銀座線渋谷駅を抱える建物を残して、大部分が既に解体されている。

東急百貨店東館の跡地は、新しく建てる東棟や駅前広場になるほか、JR山手線よりも南側に離れていたJR埼京線渋谷駅のホームを移設するためのスペースとなる。

東口広場の地下では、東棟の工事に先駆けて、渋谷川の移設工事などが進んでいる。

地上の線路跡地が起爆剤に

渋谷駅周辺の一連の再開発で、最大のきっかけとなったのは、東急東横線の渋谷駅―代官山駅間の地下化だ。高架や盛り土だった約1.4kmの区間を地下に移したことで、地上の線路跡地の開発が可能になった。

例えば、国道246号を挟んで渋谷駅のすぐ南側に位置する「渋谷駅南街区」では、東横線の旧渋谷駅と線路の跡地に地下4階、地上34階で高さ180mの複合ビルなどを建てる計画がある。オフィスのほか、ホテルやホール、商業施設が入る。

街区の横を流れる渋谷川に清流を復活させて周辺を緑化し、遊歩道やテラスも整備する計画だ。一部は2017年度の開業を目指す。

さらに、代官山駅に近い盛り土や切り土した区間の線路跡地では、2015年春の開業を目指して「代官山東横線上部開発計画」が動いている。全長220mの区間に5棟の商業店舗を建設。クラフトビールが楽しめるキリンビールの新業態「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」などが出店を予定している。

「世界の渋谷」に進化できるか

JR東日本がまとめた2013年度の駅別乗車人員ランキングによると、1位の新宿駅、2位の池袋駅に次いで、19年連続で3位を維持してきた渋谷駅は5位に転落した。

具体的には、2013年度のJR渋谷駅の1日当たりの平均乗車人員は37万8539人。2012年度の41万2009人と比べて8%減少した。東急東横線の地下化や東京メトロ副都心線との直通運転が始まったことで、地上にあるJR駅に乗り換える人が減ったためとみられる。

東急電鉄は、渋谷が「日本一訪れたい街」となることを目指している。線路跡地を起爆剤として、渋谷が生み出す多様な文化を日本のみならず世界に発信する街へと進化を遂げられるか。正念場を迎えている。

(ケンプラッツ 瀬川滋)

[ケンプラッツ2014年8月1日付記事を基に再構成]

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