日経平均の値幅、3日連続で100円下回る 1年8カ月ぶり
日本株相場が一段と膠着感を強めている。18日の東京株式市場で日経平均株価の日中値幅(高値と安値の差)は61円96銭と3日連続で100円を下回った。日中の値幅が3日連続で100円よりも狭くなるのは、日経平均が9000円台で推移していた2012年12月6~17日(8日連続)以来およそ1年8カ月ぶり。
ウクライナ情勢などの地政学的なリスクがくすぶるなか、東証1部の売買代金が約4カ月ぶりの水準に低迷。お盆休みが明けたにもかかわらず投資家の資金の戻りは鈍く、主力株の積極的な売買が手控えられたことで相場が方向感を失った。
日経平均は小幅に6日続伸したものの、上値の重さは意識されている。前週末15日には日経平均の日中値幅が51円35銭と12年12月12日(40円30銭)以来、約1年8カ月ぶりの小ささにとどまっていた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕