「スカイプ」で同時通訳 米マイクロソフトが試験版
【ニューヨーク=共同】米マイクロソフトは28日までに、傘下のネット電話サービス「スカイプ」用の同時通訳機能の試験版を公開した。相手の言葉がそれぞれ自分の言語に自動翻訳され音声と文字で伝わる。米ITメディアが主催した会合で27日明らかにした。
マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」を搭載するパソコンなどを対象にして年内にスカイプ上で自動通訳を始めたい意向。日本語対応や利用料金の有無などの詳細は明らかにされなかった。
会合ではドイツ語と英語を話す2人が登場。同時通訳機能を通してスカイプで日常会話を楽しんだ。マイクロソフトによるとスカイプの月間利用者数は世界中で約3億人。ナデラ最高経営責任者(CEO)は「言語の壁が無くなり、誰とでも会話ができるようになる」と強調した。