首相「人権侵害が起きない世紀に」 慰安婦問題で
安倍晋三首相は27日、従軍慰安婦問題について「慰安婦の方を思うと胸が痛む。21世紀は女性をはじめ多くの人権侵害が起きない世紀にするために日本も大きな貢献をしたい」と述べた。「今後も日本の考え方を(国際社会に)説明したい」と語った。岩手県岩泉町で記者団に語った。
従軍慰安婦問題を巡っては、25日の米韓首脳会談後の記者会見で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が「誠意のある行動が必要だ」と日本政府に促した。オバマ米大統領も「甚だしい人権侵害だ」と応じ、日韓関係の改善を求めた。