高配当うたい投資詐欺 関西で被害100億円以上か
兵庫県内に住む50代の女から、銀行の裏口座に預ければ高配当を得られると投資話を持ち掛けられ、現金をだまし取られる被害が県内を中心に関西圏などで相次いでいることが7日、捜査関係者や被害者の代理人弁護士への取材で分かった。
弁護士によると、被害総額は100億円以上、被害者は数百人になる可能性がある。兵庫県警は詐欺事件として捜査を始め、被害の全容を調べている。
弁護士や捜査関係者によると、女は数年前から、知人などに「銀行設立の発起人の子孫」を名乗り、裏口座を引き継いでいると説明。「月に1%の利息が出るなど高配当を得られる」と持ち掛け、出資を募っていた。
当初は配当を出し、出資者を安心させていたが、配当は途中から滞っていたとみられる。〔共同〕