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東宝「アナ雪」効果で最高益 3~5月、映画事業が増収増益

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東宝が11日発表した2014年3~5月期の連結決算は、純利益が85億円と前年同期比で91%増えた。3~5月期としては純利益は過去最高。米ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」が大ヒット。運営する映画館の入場者数が4割増え、映画興行事業が大幅な増収増益となった。

映画興行の売上高は40%増の198億円、営業利益は2.3倍の32億円だった。「アナ雪」の興行収入は240億円を超え、国内の歴代3位に浮上している。東宝の配給作品ではないが、グループで運営する映画館「TOHOシネマズ」の収入増につながった。

自社が制作・配給した映画も好調だった。「テルマエ・ロマエ2」や「名探偵コナン 異次元の狙撃手」が興収40億円を超えるヒット。映画の制作・配給事業の売上高は4割増の112億円だった。

15年2月期通期の純利益は従来予想を据え置き、前期比11%減の157億円。3~5月期で通期予想の54%を稼いだが、「今後もヒットが出るか分からない」(浦井敏之常務)。

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