日立とGEの新型炉を認可 米原子力規制委
米原子力規制委員会(NRC)は16日、日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社が開発した新型原子炉「ESBWR」の設計を認可した。
米国内で建設する際にNRCが求める安全要件を満たしていると判断した。米電力2社がミシガン州のフェルミ原発とバージニア州のノースアナ原発でそれぞれ同型炉の建設を計画している。
出力は約160万キロワット。格納容器の上に水をためたプールを備え、事故で炉内の冷却水レベルが低下しても、人の操作を必要とせずに重力で注水されるなど安全性を高めたとしている。(ワシントン=共同)