福島知事 3選不出馬 「中間貯蔵施設、一定のメド」
福島県の佐藤雄平知事(66)は4日、10月の知事選に出馬しないと正式に表明した。午後4時半から福島県庁で記者会見した佐藤知事は、東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設受け入れについて「一定のめどがつき、前進した」とし、「新たな復興の局面は新たなリーダーの下で」と述べ、今期限りで引退する意向を示した。
後継については「継続性が大事。自らの意志を継いでくれる」ことを条件に挙げた。具体的な名前は挙げなかったが、内堀雅雄副知事(50)が有力視されている。
佐藤知事は元衆院副議長の渡部恒三氏の秘書を経て参院議員を2期務めた後、2006年の出直し知事選で当選。10年に再選された。
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