放射線監視など641億円要求 規制委、15年度予算で
原子力規制委員会は26日、自民党の原子力規制に関するプロジェクトチーム(PT)などの合同会議に2015年度予算の概算要求を提示した。規制委の要求総額は14年度当初予算比4%増の641億円。内閣府も含めた原子力規制・防災対策関連の要求総額は同16%増の878億円だった。
規制委は事務局である原子力規制庁職員の能力向上のため、原子炉の運転訓練シミュレーター(模擬装置)を導入する経費17億円を要求する。原発事故に備えた緊急時の放射線モニタリング(監視)体制を整備するための13億円も盛り込んだ。