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春秋

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雪煙のなかを落ちていった友が残したものは、切れるはずのないザイルのすり切れたような跡だった。井上靖の「氷壁」は親友の墜死の真因を、一緒に登山していた主人公が追う長編小説だ。1955年に前穂高岳で起きたナイロンザイル切断事故が題材になっている。

▼この事故で弟を失った登山家の石岡繁雄氏は原因究明へ独自に実験を重ねた。その結果、切れないとされてきたナイロンザイルが、鋭利な岩角でこすれると切断されやすいことを突き止める。石岡氏の熱意は国を動かした。弟の死から20年後、ザイルの安全基準ができる。製造物責任の考え方を広げるきっかけにもなった。

▼事故を二度と起こさないために一番大事なのは、それがなぜ発生したかを明らかにすることだ。福島第1原子力発電所の事故が起きた時、所長として現場を指揮した吉田昌郎氏(故人)に当時の状況を聞いた記録が公開されることになった。福島の事故は今もはっきりしない部分が多い。「吉田調書」を究明に役立てたい。

▼電源喪失で原子炉を冷やせなくなったのは地震が理由か津波のせいか。吉田氏と政府や東京電力本社との間にはどんなやりとりがあったのか。原因を追究しなくてはならないのは汚染水問題も同じだ。原発建屋から汚れた水が広がるのを防ぐ「氷の壁」は、なぜ十分に凍らないのか。小説の主人公のように解明を急ぎたい。

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