ミクシィ純利益最高の290億円 15年3月期、課金収入が増加
ミクシィは7日、2015年3月期通期の連結最終損益が290億円の黒字(前期は2億2700万円の赤字)になる見通しだと発表した。スマートフォン(スマホ)向けゲーム「モンスターストライク(モンスト)」のヒットで課金収入が増えるためだ。通期の純利益としては09年3月期の19億円を大幅に上回り、最高益を更新する。
売上高は前期比約8.2倍の1000億円を見込む。モンストは国内の好調に加え、5月に配信を始めた台湾でも利用者が増えており、課金収入が拡大している。
同日発表した14年4~9月期の連結決算は売上高が前年同期比約8.8倍の349億円となり、最終損益は90億円の黒字(前年同期は13億円の赤字)に改善した。テレビCMなど広告宣伝効果もあり、モンストの認知度が向上した。交流サイト事業「ミクシィ」の低迷を補い、最終黒字を確保した。
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