検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

春秋

詳しくはこちら

見つけたとき、どれほど驚いたか。闇の怖さは薄れ、寒さを防いだ。人々の暮らしは一変し、団欒(だんらん)が生まれた。煮炊きすれば、生と違う香味がした。悪霊も退散すると信じた。大発見の衝撃が起源なのだろう。はるか古代ペルシャで山上神殿の火を拝む宗教が生まれた。

▼そのゾロアスター教が飛鳥時代、伝来していたという仮説がある。かつて、松本清張が小説「火の路」で示し議論を呼んだ。渡来人が伝えた教えが益田岩船など謎の多い遺跡と関連がある。そんな壮大なロマン、大胆な推理を裏付ける記録は見当たらない。祭儀の名残もないらしい。が、どこかに痕跡がないとも限らない。

▼今宵(こよい)、京都では五山の送り火がともる。大文字、鳥居などが夜空に浮かぶ。お盆で戻った精霊を松明(たいまつ)が再び冥府へと送り届ける伝統行事。平安、江戸時代など諸説あって起源は不明だ。拝火教では、火は魂を天上に蘇(よみがえ)らせると信じられた。闇を焦がす五山のかがり火は古代の神殿と似た役目を果たしているのかもしれない。

▼送り火は戦中、灯火管制で中止された。街灯も消え、夜道は暗かった。このころ、柳田国男は「火の昔」を書いて火の来歴、明かりのありがたさを説いている。もちろん、当時、国中に降り注いだ火の雨、いまも世界でくすぶる戦さの火は敬えない。山上から魂を導く火。静かに夜を照らす炎の色を深くこころに刻みたい。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_