規制委、伊方原発を現地調査
原子力規制委員会は1日、再稼働に向けた安全審査の一環で、四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)の現地調査を実施した。規制委の島崎邦彦委員長代理らが現地を訪れ、原発敷地内の地表に露出している地層や、掘削して採取した地層の試料などを確認し、四国電による地震の想定や安全対策が妥当かどうかなどを確かめる。
四国電は昨年7月、規制委に伊方3号機の安全審査を申請。5月には安全対策の前提として想定する最大の揺れである「基準地震動」を570ガルから620ガルに引き上げた。規制委は四国を東西に横断する中央構造線断層帯など長大断層が引き起こす地震の想定について再検討を求めている。
関連企業・業界