ポケットに入る医療用Windowsタブレット
アドバンテックは2014年7月16日、医療用に白衣のポケットに収まる小型サイズのWindowsタブレット端末「Pocket Pad」を発表した。バーコードリーダーを内蔵し、患者・看護師・薬剤をバーコードで照合することで医療過誤や投薬ミスを防ぐ「3点認証」に対応する。価格はオープンで、8月末に出荷開始する予定。
10点マルチタッチ対応の7型WXGA(1280×800ドット)液晶を搭載したタブレット端末で、IP54規格の防塵防滴仕様。本体を青色の厚さ5mmのラバーで覆ってあり、90cmからの落下衝撃に耐える。落下を防止する専用ホルダーも標準付属する。本体全体を医療用アルコールで消毒可能。
CPU(中央演算処理装置)はインテル「Atom Z3770プロセッサー」で、32GBフラッシュメモリーを搭載。一般的な利用で約8時間、継続しての業務使用で4~6時間動作する長時間バッテリーを備える。
OS(基本ソフト)はWindows 8.1をベースに組込み向けの機能を拡張した「Windows 8.1 Industry Pro」で、既存の電子カルテや病院情報アプリケーションと容易に統合できる。本体寸法は幅121×高さ200×奥行き14.5mm、重さは約400g。
[ITpro 2014年7月17日掲載]