東急東横線で電車追突、18人けが 元住吉駅
15日午前0時半ごろ、川崎市中原区の東急東横線元住吉駅で、停車していた渋谷発元町・中華街行きの下り普通電車(8両編成)に、後続の同じく渋谷発元町・中華街行き普通電車(同)が追突、乗客計18人が打撲などのけがを負った。病院で治療を受けたが、いずれも軽傷。
神奈川県警によると、追突の弾みで後続電車の1、2両目が脱線、運転席のフロントガラスなどが破損した。後続電車の運転士は県警の調べに「ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しており、県警は雪の影響か人為的なミスなのか調べている。
運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、原因を調べる。
県警によると、停止線から約30メートルオーバーランして元住吉駅で停車していた電車に、後続電車が追突し、駅員が「列車が脱線した」と119番。東急電鉄によると当時、雪の影響でダイヤが乱れており、停車していた電車には約80人、後続には約60人の乗客がいた。
東急は事故の影響で15日始発から東横線、目黒線の一部区間で運転を見合わせている。東急は「大変ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。〔共同〕