川内原発、16日に安全審査の合格内定
原子力規制委員会は16日午前に開く定例会合で、優先的に審査している九州電力・川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の合格証明書にあたる「審査書案」を示す。委員らが了承すれば、30日間の意見募集を経て正式決定する。昨年7月に施行された新規制基準に基づく安全審査への合格第1号が事実上、内定する。
九電は今後、安全対策の詳細設計を定めた「工事計画」や「運転管理体制」の申請書を規制委に提出する必要がある。このため審査への最終的な合格は8月下旬以降となる見込み。その後、機器の検査や地元自治体の同意手続きなども必要で、再稼働は10月以降になりそうだ。
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